データの発生源から業務スキームの把握。
データが発生する点は会社様によって様々ですが、一般的に営業がお客様にアプローチした段階で発生します。
そこではお客様の情報が名刺等で取得され、それをデータ化して進捗管理、契約、役務進捗、計上といった流れになります。
そのデータ発生段階から実際に社内でデータ管理が何でされていて誰が入力・管理し、次の部署や担当者へ渡っていくかといった大きな流れを把握します。
データの流れから改善点が見える。
例えば、エクセルで個人毎にお客様のデータ管理をしたり、小さな単位で運用しているシステムなどが稼働している場合があります。
いつでも誰でもそのデータを利用できない状態をよく見ます。
セキュリティ、会社のポリシーによってはそのデータ公開範囲が適切かもしれませんが、実務の視点からでは非効率になってしまいます。
その場合は適切なアクセス権をどのタイミングで付与するかをコミュニケーションの中から見出していきます。
その時にシステム開発の要件やデータの細かな流れがプロジェクトマネージャ兼エンジニアには明確に見えてきます。
小さな積み重ねから一貫したスキームを改善。
1点だけを修正するのであれば私たちがお手伝いする必要はありません。
ありませんが、1点だけ修正しても仕事には流れがあり完結するまでに、人から人、部署から部署、会社から会社と様々な関係性の中で、例え1点修正したところこで上手くいきません。
むしろ学習コストや次の流れに対して余計な作業が増えてしまうことでしょう。
そうならないためにも、私たちが全体の流れを把握した上で最適な改善提案をしています。
例えば、整合性・関連性・連携性を考慮したデータの取り扱いから適切なファイル形式やフォーマットに修正し、次へ繋げやすく且つ普段の工数を減らしていきます。
その先にある、全体を統合する専用システム構築の為の実務レベルの布石でもあります。
専用システムの要件定義をまとめます。
ここまでくれば後は私たちが要件定義を先ず作成します。
作成した要件定義を確認しながら最終調整し、画面の操作性やデザイン、メニューの位置、ショートカット機能など細かな点を決めていきます。
なぜここまで遠回りをしているのかというと、
一般的に実務改善をせずヒアリングだけでシステム開発をしてしまいます。
そうすると、ひょんなことから整合性が取れなくなり、システムを使わなくなる、実務を無理やり変更するなどの改悪となってしまうからです。
この状況を避けるための一番の近道がこの遠回りになります。プロセスを重要視しているからこそであり、そして、これが私たちの使命だからです。
システム稼働環境を整えます。
御社のポリシーに従って最適なご提案をします。
- 外部サーバー
- 外部のサーバーでも問題無い場合は、AWSなどのIaaSを活用します、システムを稼働させます。
- 自社サーバーが活用可能
- 自社サーバーが仮想化されていてリソースに余剰があればその分にシステムに必要な仮想サーバーを構築しシステムを稼働させます。
- 自社サーバーが無く、外部サーバー利用不可
- 自社サーバーが無く外部サーバーではセキュリティ上不安が残るようであれば、別途仮想サーバー設置のご提案をし、導入後そのサーバーでシステムを稼働させます。
システム開発開始。
納期は開発する規模によります。
概ね半年から1年を目安にご提案しています。
しかし、状況によっては早急にシステム化したほうが良い場合は、全体のシステム開発をフェーズ分けして開発し納品する場合があります。
それは業務改善しビジネスを加速させるための手段でもあります。
ラーテルは全てWebアプリケーションでシステム開発を行います。
ライセンス費用削減・高速処理・PC環境に依存しないシステムを開発できるからです。
本稼働前のテスト開始。
システム開発がひと通り完了したら、本番環境前のテストをお客様の運用サーバーで開始します。
先に既存システムからデータ移行を行い、現在のデータ状態と同期させてからテストに入ります。
ここで、普段の業務に加えて専用システムでも実際に作業して頂きます。作業量が増えてしまうのは大変心苦しいのですが、その先にある明るい未来の為なので皆様にご協力頂いています。
そのテストから細かな修正点が見えてきます。
操作感で少しこうしたら使いやすくなる点を教えて頂き皆様にあった機能を最終調整したり、システム自体が正しくデータを取り扱えているかを確認していただきます。
いよいよ、御社専用システムの稼働。
テストで最終調整した機能を実装したら本稼働開始です。
再度既存システムからデータ移行を行い、最新状態にして本稼働です。
細心の注意を払いながら構築しますが、問題があってからでは遅いので既存システムも平行稼働させます。
その際、既存システムには入力・変更・削除などの書き込みは制限し、閲覧だけにしておきます。
本稼働後もサポートは続きます。
コンサルティングからシステム導入して終わりではありません。
御社のビジネスを永続的に実務レベルでサポートし続けます。
ビジネスが加速すれば、必要なデータも変わってきます。
その時々で最善の機能修正・機能追加も随時承ります。内容によっては別途構築費用を頂く場合もあります。