神は細部に宿る。
仕事の細かな点に大きな何かが宿っています。
それは、良い点もあれば改善する必要がある点も共存しています。
日々の業務に追われ、当たり前に過ごしていることの中から、私達は問題点として浮かび上がらせていきます。
局所的問題と大局的問題。
客観的に見渡す余裕がなくなり、それが当たり前だと言い聞かせてしまっていることを、現場の社員の方々から良く見受けます。
しかし、それは仕方が無い状態が多いのも事実です。
スモールビジネスは一人あたりの仕事量が増えてしまいます。
その仕事量をこなしている優秀な社員が奮闘しているからこそ会社が存続しています。
もし、普段何気なく業務をこなしている優秀な社員がその環境に限界を感じ辞めてしまったら対応策は十分でしょうか。
十分でない場合、直結して会社存続の危機にさらされてしまいます。
経営者が実務レベルの視点を持ちながら改善していくのは、経営しながらでは非常に難しいでしょう。
しかし、土台となる事こそにまで全神経を集中させなければなりません。
俯瞰で見えていても、具体的に落としこんでみると問題解決の道筋からはずれてしまっていることがあります。
広く見れば見るほど、少しのズレが大きな乖離を生んでしまう。
実際に様々な業務に携わり、抽象度を上げ具体的に落としこんできたラーテルに一任ください。
その何かを問題化する。
その何かとは普段気に留めることをやめた、そういうものだとしていることに多く含まれています。
私達が客観的に見渡しつつ、実務を行う主観的視点に立つことで、初めて問題点と認識できることが多々有ります。
散らばったものをある程度認識できるようにすることこそが、問題化の大きな一歩です。
問題を課題化する。
問題はある程度大きなくくりになってきます。
そこから具体的に、実務レベルで何をどうすればいいか、ディスカッションしながら課題化していきます。
コミュニケーションから普段は胸に秘めていた言葉が出てきます。
そこに改善への大きなヒントが多く含まれています。
むしろ言い換えるなら、コミュニケーションしそのつかえていたものが無いと解決するための課題化は難しくなってきます。
例えば、普段使っているエクセルで作られたフォーマット。
改善の余地はあるけど、すでに大量の資料がそこからコピーされ作成されてしまっているのでもっと見やすく、探しやすく、使いやすくするには工数がかかりすぎるからといってそのままにしてしまった。
その改善策として、一括管理できるシステム構築の一要素が見えてきます。
そして、システム構築の前にスキーム自体にも改善点があるのではないか、という具体的な課題が見えてきます。
小さな課題化の積み重ねが、大きな問題を改善するための種になります。
実際に作業してみないと分からない事だらけです。
だからこそ、そこに踏み込ませて頂き、一緒に良い状態へと会社全体を良い方向へとする事が私達の使命です。